支援する化学療法
化学療法センターでは、多職種連携のチーム医療によって支持療法を行っています。 当院での診断後に、あるいは手術後の補助療法として、外来化学療法に移行した患者さんが大部分ですが、外来化学療法目的の直接のご紹介も受け付けます。
概要
化学療法センターは主に外来患者さんの化学療法を実施しています。各診療科の担当医が指示した化学療法を中心としたがん薬物療法を施行します。
多種・多様で副作用の強い化学療法中の患者さんが安全にかつ、快適に治療が受けられるように配慮し、担当医とセンターの多職種スタッフで患者さんのQOLの向上に努めています。また、総合内科医による漢方薬を使用した支持療法、管理栄養士による栄養指導、歯科医師・歯科衛生士による口腔ケア等で治療の継続性維持に効果を上げています。2026年度から院内認定看護師によるがん薬物療法看護師ワーキンググループが発足し、より質の高い薬物療法を提供できる体制を整えています。
化学療法センターで治療をうけられる方へ
- 詳しくは専用パンフレットでご確認ください
-
治療当日の流れ
- 外来センター1階で受付
- 採血・レントゲンなどの検査(指示がある方のみ)
- 診察
- 化学療法センターで点滴・注射の治療開始(北館2階へ移動)
-
点滴中の持ち物(必要な方のみ)
・水やお茶などの飲み物
・長時間の方、昼をまたぐ方は食事(軽食)の準備
-
治療日誌について
・治療が開始になれば、治療日誌をお渡ししますので、日々の体調の変化や気がかりを記載し、次回外来の際に持参してください
体調がすぐれないときの連絡先
- 平日 8:30~17:00
-
土・日・祝日および平日17時以降
※救急外来(ER)にお繋ぎします近森病院代表
TEL:088-822-5231- 氏名
- 生年月日
- 診察券の番号
- 主治医
- 症状
をお伝えください。
状況により診察にお越しいただくことがあります。
化学療法センターについて
- がん化学療法領域におけるPBPM(protocol based pharmacotherapy management)「プロトコールに基づく薬物治療管理」を導入し、化学療法の安全性の確立、患者さんの生活の質を維持するための有害事象回避を図っています。
設備
- 化学療法センターは、10台のベットと10台の専用チェアー(計20床)がありすべてに個人用テレビを設置し、治療中はゆったりとリラックスした環境で過ごしていただけます。
- 調剤薬剤室を配置し医師から化学療法治療の指示が入り次第、薬剤師が薬剤を無菌的調剤しますのでなるべくお待たせすることがないようにしています。
スタッフ紹介
歯科医師、歯科衛生士、栄養士、漢方薬処方医師は適宜対応。
| 医師 | 1名 |
|---|---|
| 看護師 | 4名 (がん薬物療法看護 認定看護師1名含) |
| 看護補助者 | 2名 |
| 薬剤師 | 3名 |
対応疾患
- 悪性腫瘍
大腸癌、胃癌、膵癌、胆道癌、肺癌、乳癌、悪性リンパ腫、血液腫、悪性黒色腫、白血病
- 関節リウマチ、クローン病、ベーチェット病、潰瘍性大腸炎、多発血管炎肉芽腫症 など自己免疫疾患
チーム医療
「薬剤師が安心・安全な薬物療法をサポートします」
薬剤師常駐の薬物療法支援室が化学療法センター内に併設されているという特徴を活かし、副作用の軽減と予防を目指して、薬剤師による細やかな患者面談や医師・看護師などとの積極的なディスカッション、医師への処方に関する相談などを行っています。これらの介入に基づいた薬剤師からのがんサポート外来、皮膚科、歯科などの他科受診提案や管理栄養士、歯科衛生士などの他職種への介入依頼を通してチーム医療が円滑に進むような働きかけを行っています。さらにはお薬手帳などの活用による保険薬局との情報共有をすることで患者指導や有害事象モニタリングに関する連携の強化を図っています。
(がん薬物療法専門薬剤師
宮﨑俊明)
「看護師が支援します」
がん薬物療法は、入院から外来へと治療の場が移行し、患者さんは仕事や日常生活を送りながら治療が受けられるようになりました。しかし、治療に伴う副作用や体調の変化、病気に関するさまざまな不安を抱えている方も多いです。治療を受ける患者さんやそのご家族が、安心・安全・確実に治療が受けれるよう、投与管理や副作用マネジメントを徹底し、その人らしく治療と生活が両立できるよう支援を行います。また告知の時期から継続的に関わり、患者さんが納得して治療の選択ができ、病気と向き合えるよう意思決定支援を行います。
(がん薬物療法看護認定看護師
塚本綾)
「歯科医、歯科衛生士が口腔内のサポートをします」
化学療法による身体の抵抗力の低下(骨髄抑制など)があると虫歯や歯周病は重篤な全身感染の原因となる可能性があります。また、副作用による口腔粘膜障害(口内炎)や味覚障害などの有害事象を起こすことが多くあります。口腔内診査をもとに、化学療法中の有害事象のリスクを歯科医師が診断し、歯科衛生士とともに適切なブラッシング指導や専門的な口腔ケア方法をお伝えしています。また、かかりつけの歯科医院と連携しながら適切なタイミングで治療が受けられるようにサポートしています
(歯科医師
小野万記子)
「栄養士が食事指導します」
化学療法に伴う様々な症状は、食事摂取量の低下につながる場合が多く、体重減少や栄養障害が進行する場合が少なくありません。私たち管理栄養士は、症状や出現する症状を考慮し、患者さんの生活状況に応じた栄養指導を行います。また、医師をはじめ他職種と連携をとり、よりよい栄養サポートにつなげることを目指します。
(管理栄養士
内山里美)
「漢方に詳しい内科医が体調をサポートします」
がん細胞に対する直接的な治療は、以前に比べ著しい効果が期待できる時代になりました。しかし、体を元気にする治療は西洋医学では未だ十分とは言えません。体を元気にする治療は漢方医学が得意とする分野です。がん治療は総力戦です。
西洋医学と東洋医学の優れた所を取り入れて元気を維持しましょう。我々は体を元気にする人参、黄耆などの入った漢方でがん治療をサポートします。
(糖尿病・内分泌内科部長
浅羽宏一)
診療実績
詳しくはこちらから[ 科別資料をご確認ください ]
登録レジメン・保険薬局の方へ
登録レジメン総249件ですが、ここには比較的多用されているレジメンのみを掲載します。